2013/03/29
やっと暖かく春らしくなってきました。
昨年の五月に奈良県の淨行寺さまから、六灯(ろくちょう)の制作依頼が来ました。
六灯は、その昔葬列を夜間に行った折に先頭に立った提灯などの灯りを「六道」と言い、これにちなまれて用いられるようになったといわれています。
台の部分の直径が30〓、高さは150〓という大きなもので材料の調達、乾燥に半年以上かかってしまいました。
初めは簡単に考えていましたが思った以上に大掛かりなもので、台と棒、棒とローソク立てはそれぞれネジを切って脱着できるようにというご依頼でしたので大変な作業になりました。
しかし、満足のいく仕上がりになったのでほっと胸をなでおろしています。
明日、奈良県、淨行寺さまへ旅立ちです。
長い間灯りが灯されることを祈って…。合掌。
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